韓国ハイク連盟 Korea Haiku Federation
ホーム ハイクコラム 自然

耳鳴り、耳に届く季節

現場で出される弁当を食べ、日陰の仮囲いの下に座って休んでいると、すっかり忘れて過ごしていた人たちの安否が、ふと心の端にしみ込んできます。窓にもたれて眺める夏の熱気は、埃のように少しずつ積もり、かつて美しく編み上げていた縁の肌理は、いつのまにか風に散って、落ち葉のように軽くなっていきます。それでも一日の重さは、真昼の変わ...

自然 筆者 オ インウ 2026.04.29 閲覧 39
耳鳴り、耳に届く季節

現場で出される弁当を食べ、

日陰の仮囲いの下に座って休んでいると、

すっかり忘れて過ごしていた人たちの安否が、

ふと心の端にしみ込んできます。

窓にもたれて眺める夏の熱気は、

埃のように少しずつ積もり、

かつて美しく編み上げていた縁の肌理は、

いつのまにか風に散って、

落ち葉のように軽くなっていきます。

それでも一日の重さは、

真昼の変わらぬ光のおかげで、

少しだけ軽く感じられます。

私は元気に過ごしています。

夜明けに起きて詩を読み、ご飯を食べます。

職場が家の近くにあるので、

朝のゆとりを持てることも、

本当にありがたいことです。

いつも似たような一日のようですが、

毎日は少しずつ違います。

出会う出来事も、

心の肌理も異なり、

夕方に帰ってご飯を食べ、

眠りにしみ込んでいくその時間は、

一日の中で最も静かな瞬間になります。

そのとき、

どこからか聞こえてくるような音があります。

尋ねることのできなかった安否、

忘れて過ごしていた名前たち、

言葉にして伝えられなかった思いが、

耳をかすめて通り過ぎていきます。

「どのようにお過ごしですか」

という問いの前で、

言葉が長くなる理由も、

おそらくそのためなのでしょう。

思いがけないお便り、ありがとうございます。

先生はこの頃、いかがお過ごしでしょうか。

もし青い森のほとりにいらっしゃるなら、

草虫の声が窓辺へと押し寄せ、

長い鳴き声と短い鳴き声が重なりながら、

季節を作っていることでしょう。

時間が許すなら、

本屋か図書館の片隅に立ち寄り、

鞄に詩集を一冊入れて、

ふらりと旅に出たいものです。

たとえ、たった一日の旅であっても。

目を閉じた朝

耳で聞く秋が

ふと心地よい。

このコラムへの感想

星評価とコメントで、この俳句コラムへの感想をお寄せください。
★ 0.0
評価 0名 · コメント 0件
星評価でこの文章を応援してください。
まだ登録されたコメントはありません。最初の感想をお寄せください。